映画「ラブ・アクチュアリー」で話すための英会話を身につけよう!
映画やドラマには英会話に役立つ要素がいっぱい!
こんにちは。Keikoです。
海外旅行したときに英会話ができたらきっと楽しい旅行になるだろうな、と思うけれど、どうやって英会話を勉強したらいいかわからない。
そんなあなたには、映画を使って楽しく英語を勉強するのがオススメです。映画で覚えると、使われているシーンが頭に入っているので、そのフレーズの使い方がわかりますし、映画自体も楽しめるので、勉強感がなく継続できます。
というわけで、この「映画で学ぶ英会話」では、映画の中から日常使えるフレーズをピックアップしてご紹介していきます。
今回第一回目は、イギリスのロンドンを舞台にした映画「ラブ・アクチュアリー」です。
映画「ラブ・アクチュアリー」ストーリー
「ラブ・アクチュアリー」は 2003 年に公開された映画でイギリス、ロンドンを舞台にしたロマンティック コメディです。
映画が公開された数年前にはアメリカで同時多発テロが起こり、世界中で恐怖や憎悪が渦を巻い ていて、世の中にはどこかピリピリとした緊張感が漂っていました。
そんな折に公開された「ラブ・アクチュアリー」は、実は愛はいたるところにある!という事をテーマ にした映画です。
ストーリーに登場するのは、年老いたかつての人気ロックスターと長年彼につれ添ったマネージャ ー、アメリカに行けばすぐに女の子にモテると思い込んでいるイギリス男児、友人の結婚相手に片 思いしてしまう男性、ずっと前から好きな人がいるのに言い出せなくてじれったく感じている女性な ど他にもさまざまな人間模様が描かれています。
映画はクリスマスに向けてそれぞれのエピソードが重なりあい、がっかりした気持ちになったり、打 ちのめされたりしながらもクリスマスを迎える日には幸せになれたり、気持ちがふっ切れたりと温かく 前向きな気持ちを共有させてくれます。
ショッピングシーンで覚える使えるフレーズ
では、さっそく見てみましょう。
紹介するエピソードは、長年仲良くやってきた夫婦の話で、夫であるハリー(会社経営者)がネックレスを買うシーンです。
ハリーの元で働く魅惑的な部下のミアから可愛らしいクリスマスプレゼントが欲しいとせがまれ、妻 であるカレンに気づかれないようにこっそりネックレスを買おうとしています。
《ショッピングシーン》
ルーファス(店員):Looking for anything in particular, sir?
お客様、なにかお探しですか。
ハリー: Yes, um…That necklace there. How much is it?
う~ん、そこのネックレス。 幾らかな。
ルーファス(店員): It’s £270.
270 ポンドになります。
ハリー: Alright. I’ll have it.
では、いただこう。
ルーファス(店員): Lovely.
ありがとうございます。
そのまま使えるフレーズは赤の太文字にしました。
映画の設定はロンドンということもありイギリ ス英語が沢山でてくるのですが、言い回しが几帳面で響きも丁寧に聞こえます。
通常だと
Looking for anything? とかCan I help you?
あたりでサクッと聞かれることが多いですね。
実際にショッピングしていて目ぼしいものがあったら
How much is it?はそのまま使って英語に馴染んでしまいましょう。
そして値段に納得がいったら
Ok, I’ll have it. や Good, I’ll take it. など短いフレーズで返せば十分通じます。
このシーンで面白いのはルーファス(店員)の実演販売的で少々こり過ぎるラッピングです。
妻カレンに知られないようにこっそりプレゼントを買いたかったハリーは早く買わないとカレンが他の 場所から戻ってきてしまうので焦ってイライラしているところです。
ここでもショッピングでそのまま使えそうなフレーズが散りばめられています。
では、箱に詰めましょう。いかがですか。
ハリー: Look, could we be quite quick?
ねえ、手短にやってくれないか。
ルーファス(店員): Certainly, sir. Ready in the flashiest of flashes.
承知いたしました。瞬く間にご用意いたしましょう。
Could we~? は何かをお願いするときに使えるフレーズなので、状況によって後ろに来る文を変え れば使い勝手がいいです。
(例文)
Could we take a look at this? これを見てみていいですか。
Could we come and see you soon? 近々お伺いしていいですか。
ルーファス(店員)のラッピングはその後も袋に飾り花を入れてみたり、香りを付けたりとエスカレート していきます。
それにしても、「ミスター・ビーン」で知られているローワン・アトキンソン演じるルーファス(店員)と 「ハリーポッター」のゼブルス・スネイプ先生役で有名なアラン・リックマンが演じるハリーとのかけ合 いが面白おかしくて見ていて飽きません。
ルーファス(店員)の接客ぶりを見ていると、エンタテイメント性があって楽しくなるラッピングなので すが時間がなくて焦っているときは確かにイライラしてきますね。
なんだい、それは。
ルーファス(店員): It’s a cinnamon stick, sir.
シナモンスティックでございます。
ハリー:Actually, I really can’t wait.
(そんなもの余計だし)早くしてくれよ。
ルーファス(店員):Oh, you won’t regret it, sir.
お客様に後悔させませんよ。
ハリー:Wanna bet?
懸けるかね?
ここで言っている Actually, I really can’t wait. は「欲しくない。」という意味あいで使っていますが、 何かを楽しみにしているときにもこの表現を使ったりします。
(例文)
Do you want to hear the result about ballgame last night?
昨日の試合結果について聞きたい?
Actually, I really can’t wait.
(結果を聞くのを)ほんと待ちきれないよ。
また、最後にある Wanna bet?は Do you want to bet?を砕けた感じに言いまわしたもので、軽く皮肉っ た感じで返すときによく出てきます。
まとめ
いかがでしたでしょうか☆
映画やドラマは、見ていると思わずマネしたくなる英会話のフレーズがでてきて楽しみながら覚えられるので良い教材になります。
ここで紹介した英会話のフレーズを何度も練習してフレーズをからだに染み込ませてみてください。
フレーズが出てくるシーンも繰り返しみるとシチュエーションごと記憶に残るので更によいです。
ショッピングするときに話した英語がたとえ短くて簡単な英語だったとしても、それが相手に通じて 自分が気に入ったものが手に入ったら、そのとき交わした会話、その場の雰囲気や体験はきっと忘 れないものになるでしょうし、きっと話すための英語が身につくと思います。
Keiko
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